
著:瑪々子
イラスト:トミダトモミ
祓い師として有名な名門侯爵家の犀川家に嫁いだ巫女の葵は、蓮のそばで彼にかけられた呪いを解くことに尽力していた。
自身の霊力しか蓮には求められてないのではないか……葵は不安を抱えながらも犀川家で日々を過ごしていく。
蓮に呪いをかけたのは古くから犀川家と因縁のある妖狐だった。
そんな妖狐が今度は葵に近づき、葵も呪いをかけられ子供の姿になってしまう……。
このままでは蓮の呪いも解けず、役に立てないと落ち込む葵。
しかし、蓮は葵と一緒にいたいと伝えてくれ、これがきっかけで葵は蓮に対して恋心を自覚するようになり――。
蓮と葵の呪いは解けるのか? 呪いをかけた妖狐の狙いとは?
葵の姉である薫子も何やら不審な動きが……。
呪いを解くためだけに愛のない結婚をしたはずが、恋をしてしまった落ちこぼれ巫女の結末や如何に――。
切ない恋心が交差する溺愛和風ファンタジー第二弾!