
著:奏白いずも
イラスト:八美☆わん
魔法大国の名家ラクレット家に生まれたカルミアは、17歳にして家業を立派に手伝う才女。
そんな彼女がある日出会ったのは、若き魔法学校の校長・リシャール。
紳士的で美しい彼に急接近され、胸を高鳴らせたのもつかの間、彼から頼まれたのは――
密偵になって学校の内情を探ってほしい!?
学校潜入となれば可愛い制服に憧れの学園生活がまっている!?
期待にうかれるカルミアだが、実は学校は前世でプレイしていた乙女ゲームの舞台!?
そして、実は自分が悪役令嬢でリシャールが乙女ゲームのラスボスだということに気づく。
しかも潜入先は生徒ではなく学食(廃止寸前)で……
というか潜入先がこのままだとなくなりそうなんですけど!
ゲーム開始まであと一月。潜入先がなくなれば密偵どころではないと、カルミアの学食改革が始まった……!?
前世の記憶を持つ働く悪役令嬢と、何故かゲームと違って優しいラスボスの二人の行く先はいったいどうなるの!?